農産物・特産品

Local specialty

花木(かぼく)

北陸の気象条件を活かし、全国トップクラスのニッチ品目

木に花が咲く樹木を指します。
赤や黄に色づいた枝や、金や銀にペイントした枝は、生け花のほか、フラワーアレンジやクリスマスリースなどに使われることが多く、季節感を出すための花材としてニーズが高まっています。「押水の花木」は、石川県の花き戦略品目に認定されていて、ニッチ分野ではありますが、全国トップシェアを誇る農産物です。大手量販店の花束にも使用されていて、みなさんもきっと目にしたことがあるかと思います。全国から注目されている「押水の花木」が、宝達志水町で生産していることを多くの方に知っていただけたら、うれしいです。(押水花木部会長)

概要

栽培品種
  • サンゴミズキ:全国1位 ※
  • ペイント花木(行李柳〈コオリヤナギ〉、石化柳〈セッカヤナギ〉、雲龍柳〈ウンリュウヤナギ〉など):全国3位
  • ニューサイラン:全国3位
  • 切花葉ぼたん:全国4位 ほか

※農林水産省統計部調査対象外花きの生産状況調査による産出額の都道府県順位(平成19年産 石川県農林水産部生産流通課調べ)

出荷時期
  • サンゴミズキ:10~3月(最盛期10・11月)
  • ペイント花木(行李柳・石化柳・雲龍柳):12月
  • ニューサイラン:通年(最盛期6月)
  • 切花葉ぼたん:12月

生産背景

昭和45年、水稲転作の農産物としてサンゴミズキやニューサイランなどの栽培が始まりました。サンゴミズキやニューサイランは、主に生け花に使用されていましたが、バブル崩壊後は生け花のニーズが激減。価格低迷に加え、生産者の高齢化が重なり、生産者が減少しました。そのような状況の中で、JAはくい押水花木部会では、枝を金銀に色づけしたペイント花木の生産に着手し、正月やクリスマス向けの花材として、大阪や京都などの県外に出荷し始めました。また、県外市場の開拓に向けて、一本一本規格を揃え、品質を高めることで他産地との差別化を図りました。その結果、現在では「押水の花木」とブランド化され、京都・大阪方面では約7割以上、全国区でもトップシェアを誇る全国有数の生産地となっています。

栽培の特徴

水はけのいい田んぼで栽培されていて、広大な平地での栽培は全国的に見ても珍しいです。サンゴミズキは、徳島県が原産地の花木。とはいえ、寒くて雨が多い石川県で育ったサンゴミズキは、色づきが早く、つやがあると評価が高く、同県の気象条件に適した農作物といえます。JAはくい押水花木部会では、出荷規格を設け、花木の長さや枝の数などを均一した製品づくりによって、大手スーパーへの大量出荷に応えています。また、ハウス栽培によって、サンゴミズキやニューサイランなどを通年出荷しているのは、全国でも同町だけ。さらに、10年近くに渡って行われた品種選抜によって、「押水レッド」、「羽咋レッド」といった独自の枝色を生み出し、ブランド価値の向上にも努めています。

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