農産物・特産品

Local specialty

加賀藩御用達 宝達葛(ほうだつくず)

金鉱山が起源、今も伝統技術と品質を守りぬく

宝達葛のパッケージは、約450年前から変わらないデザインで、宝達葛生産組合の登録商法。長い歴史と、変わらない味、技術の証です。

概要

販売価格(目安)
  • 宝達葛(500g)5,280円
  • 宝達葛湯(5個入)1,050円

歴史

宝達くずには、450年以上の歴史があります。中世末期、宝達山が金鉱山だった頃、麓の「宝達」地区には多くの技術者が在住していました。医者がいない時代に、過酷な採掘作業を行う人たちの健康管理に役立てようと、山に自生していた「くず根」を掘り、漢方薬としてくずを作り始めたのが宝達くずの起源です。その後、金が採掘されなくなると、農地に乏しい集落の人たちが、くずの産業化を目指し、大正時代には本格的な生産が始まりました。当時、約120件あった集落のうち、約70件の家庭でくずを製法していたため、冬に宝達地区の回りを流れる水が茶色くなると、「また宝達でくず作りが始まった」と知らせる風物詩になっていました。明治時代には、当時、皇太子であった大正天皇に、宝達くずを献上した実績も残っています。

栽培の特徴

現在のくず生産者は約6名。昔ながらの技術を受け継ぐのは、いずれも高齢の方たちばかり。その生産者たちが宝達くずの伝統技術を守ろうと「宝達葛友の会」を作り、平成10年に町が建設した「宝達葛会館」で、くずの生産をしています。宝達くずは、毎年1月から春先に向けた厳冬に、手作業で製法しています。粘りが強く、なめらかな舌触りは、ミネラルが豊富で冷たい宝達山の伏流水によって製法された代物。過去に、同じ時期に同じ作り方で他の地域で製法したこともあるが、水が変わると同じ質のくずができなかったという逸話もあります。宝達くずは、宝達地区でしか生産できない稀少品なのです。

効能・食べ方

くずに賞味期限はなく、味や効能は、いつまでも変わりません。そのため、宝達地区の各家庭には、宝達くずを常備する習慣が残っていて、食欲不振や夏バテ、二日酔いのときに、水に溶いて食べて、健康増進に役立てています。特に、下痢には効果てきめんだそうです。現在、生産する宝達くずの約半分は金沢の老舗菓子店に卸していて、くず切りなどの涼菓に重宝さています。そのほかは、宝達志水町の菓子店で、菓子やくず湯の原料として使っています。また、宝達くずの魅力を知ってもらおうと地元の主婦たちが「葛葉会」を作り、くず湯の加工・販売をしています。イベント時には、くずのクッキーやあべかわなど、ユニークな加工品を作って販売しています。

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